夏休み「成績ぐんと伸ばす人」共通する1つの特徴 毎日勉強頑張りすぎ?自分との戦いに勝つ方法

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いかがでしょうか。毎日頑張って勉強することができている人ほど、息切れしてしまうこともあるのです。

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自分に求める水準が高く、妥協できないため、過度に自分にプレッシャーをかけてしまうわけですね。

漫画では、そんな人は一度しっかりと休みを取る必要があると説明されていました。

受験期ではなく、多少の余裕がある場合は、休みを取ることで、問題が解決する場合も多いと思います。

ただ、受験生で本当に切羽詰まってしまっている人は、じっくり休むことはなかなか難しいですよね。そんな場合におすすめなのは、「何%であれば計画通りなのか」を考えることです。


100%計画通りでもよくない

計画通りに物事が進むのがいちばんであり、100%計画通りに実行できることが理想的です。でも、100%計画通りにいくことは稀です。むしろ毎日が100%なのであれば、余裕があるため、もっと勉強に負荷をかけるべきだという話になります。ですから、逆説的ですが、100%計画通りなのはよくないことなのです。

むしろ、毎日が80%くらい計画通りに実行できていて、もう少しやらなければならないことが残っていた、というほうが理想的なのです。プレッシャーを自分にかけすぎてしまっていると、100%でないことに対して、マイナスな感情を抱いてしまい、「もうダメだ」とやる気をなくしてしまう危険性があります。

ですから、70~80%を「計画通り」だと考えるクセを身につけましょう。もちろん50%になってしまって「これではいけない」と考えるのも重要です。そういうときは、自分にプレッシャーをかけてもいいと思うのですが、70~80%で「計画通りではない」と捉えてしまうのはあまりよくありません。70~80%でも許容するようにしましょう。

漫画でも描かれていた通り、自分に対するプレッシャーをいちばんかけているのは自分です。他人ではありません。完璧主義すぎる自分の感覚を捨てて、ぜひ「自分との戦い」に勝利してください。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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