「猛暑日ゼロ」の勝浦、7月下旬に訪れた正直な感想 東京駅から1時間半、8月最高気温の平年値は29.0度

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駅前は閑散としている。土産物屋、コンビニ、観光案内所があるが、人影はまばらだ。観光案内所で話を聞くために立ち寄ったが無人だった。この時点で朝10時ごろ。日差しは強くなり始めているが、うだるような暑さとは程遠く、汗も出てこない。

駅から歩いて7~8分のところにある、勝浦で400年以上続いているという朝市が行われている通りに着いたが、平日だからなのか店が少ない。夏休み期間中なのだからもう少し盛り上げてほしいところだ。

勝浦 朝市
(筆者撮影)

遅めの朝食をとろうと魚屋さんが数年前に始めた食堂に立ち寄る。店の前で店主のお母さんだろうか、年配の女性が椅子に腰かけて客を案内している。勝浦の涼しさについて尋ねると「この辺は海からの風が吹き渡るから涼しいのよ。暑さはちっとも苦にならないね」と余裕しゃくしゃくだ。

勝浦 朝市
平日だからか、朝市に出ている店は少なかった(筆者撮影)

高級魚がもりだくさんの海鮮丼

漁港の魚屋が吟味した、鮮度のいい魚の切り身が盛り付けられた海鮮丼を注文した。タイ、カツオ、マグロ、ホタテ、甘えび、そして名産のキンメダイ、高級魚のシマアジなど10種類ほどの切り身はどれも抜群にうまい。上品な甘みやうまみが口の中に広がっていく。これで税込み2000円はリーズナブルだ。

勝浦
これで税込み2000円(筆者撮影)

食後は再び朝市の通りを抜けて漁港方面に向かう。道路沿いの川には小魚や中ぶりの魚が群れをなしている。漁港の関係者に聞くと「ボラが多いよね」とのことだった。

近くの市営駐車場は都内や県外からの車が多く停まっている。マイカーで海水浴、ビーチ遊びに来た観光客なのだろう。

市の観光協会の施設「KAPPYビジターセンター」に寄って、電動自転車を借りる。サイクリングのパンフレットには「さと海ロングコース」「さと山ロングコース」などいくつかのおすすめコースが紹介されている。海沿いの道を進み「かつうら海中公園」を目指すことにした。

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