ワークマン女子、「男子向け」ガチ強化の大改革 ユニクロと大勝負、店名は「ファミリー」へ?

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土屋専務は、アウトドア軸の路線がいずれ行き詰まることを予期していたという。

土屋専務はアウトドアブームの沈静化を受けて、「ワークマン女子がアウトドアのイメージのままではまずい。商品はきれいめのテイストに統一していく」と語る(記者撮影)

「ワークマンは超効率経営なので、店舗数が少ない女子店向けのメンズ専用商品を展開していなかった。出店数を増やしていく中で、本格的に取り組もうと決めた」と経緯を説明する。

女子店の専用商品の開発は重要策の1つだ。メンズだけでなく、レディースも今年の春夏から購買頻度の高い肌着を新たに販売、レディースの専用商品の比率も現状の25%から秋冬には35%と引き上げていく構えだ。

出店も加速し、路面店とショッピングセンターを中心に、今年度で30店舗以上出店する方針だ。

秋冬商戦は社運を懸けた勝負に

土屋専務によれば、女子店にがっちりと決まった戦略はなく、業態の完成までに10年ほどかかるとの考えだ。店名も「ワークマンファミリー」などへの改名を検討しているという。

「無理に社員をコントロールしたくないため、明確な方向性を決めるよりも、走りながら考えていく。今回はアウトドアから『大人カジュアル』へのシフトがそうだ」(土屋専務)

メンズ、カジュアルの専用商品を拡充し、女子店の客数の底上げにつなげられるか。今年の秋冬シーズンは極めて重要な商戦になる。

井上 沙耶 東洋経済 記者

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いのうえ さや / Saya Inoue

自動車業界を担当後、現在は専門店やアパレルなど小売業界を担当。大学時代は写真部に所属。趣味は漫画を読むこと、映画のサントラを聴くこと。

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