モンスト「インド進出」に懸けるMIXIの腹づもり 屋台骨の"方針転換"の背景を木村社長に直撃
2~3年でインドに根付かせたい
――モンストをインドで展開する方針を発表しました。なぜ今、インドなのでしょうか。
スマートフォンが出て10年以上が経ったが、それ以降はデバイスの変化がない。デジタルエンターテインメント産業において新たなイノベーションも起きていない。人口が減少していく日本だけでビジネスをやっていくのはかなり厳しい。
デバイスの台数が今後増えていく地域がどこかというと、やはりインドだ。人口が14億人もいて、増加ペースも速い。日本と違い、インドではインターネット=モバイルネットワーク。電子決済も発達しており、露店でチャイを売っているようなお店でもスマホで決済できる。生活者に欠かせないものとしてスマホが普及し始めている。
一方、ゲームやSNSなどデジタルの文化が発達するのはこれからだ。子どもの頃からゲーム機が家にある環境ではなく、初めて(ゲーム用のデバイスとして)触るのがスマホという方々が非常に多いのも特徴だ。
モンストは国内ではもう文化として強く根付いていると思っているが、この2~3年でインドでも根付かせたい。もっと長期的にはインドを入り口として、アフリカや南米へも広げていきたい。
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