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生成AIへの取り組みでアップルの歯切れが悪い訳 協業するオープンAIとの間にも微妙な距離感

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  • 山本 康正 ベンチャー投資家、京都大学経営管理大学院客員教授

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生成AIの開発競争が過熱していく中、最先端のプロダクトやサービスをフォローするにはどうすればいいのでしょうか(写真:metamorworks/PIXTA)
テクノロジーの新潮流を正確にとらえていなければ、ビジネスの存続が困難になる時代。最先端のプロダクトやサービスをフォローするには、どうすればいいのでしょうか? 世界のテック企業を対象としたベンチャー投資家である山本康正氏による著書『2035年に生き残る企業、消える企業』を一部抜粋・再構成のうえお届けします。

大きな驚きはなかった2024年の「Google I/O」

具体的なビッグテックの開発者会議の例として、2024年5月14日に行われたGoogle I/Oを挙げましょう。

2024年のGoogle I/Oをひと言で要約するならば、「オープンAI・マイクロソフト連合に追い付くべく対抗策を発表した生成AIイベント」といって差し支えないでしょう。

グーグルが開発した生成AI「ジェミニ(Gemini)」をさらに進化させ、Gメール、グーグルドキュメント、グーグルスプレッドシートなどの既存のアプリと統合させることで、パフォーマンスの向上をアピール。

ユニークなところでは、ジェミニを利用する有料プランの「Gemini Advanced」に旅行計画機能が導入予定であることが発表されました。これは、旅行の日程、行き先、人数、属性、フライトやホテルなどの情報を入力することで、生成AIが旅行プランを提案してくれるサービスです。

ただ、既存のアプリとの統合は、当然、予想されていたことですし、すでに発表されていた機能を使えば、旅行の計画ができるようになっても、さほど驚きはありません。

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