高額化するがん治療「高額療養費」でいくら戻る? 知らないと損「公的制度と民間がん保険」活用法

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知っている・いないで全然違う「がん治療の負担を軽くする公共の制度」について紹介します(写真:SoutaBank/PIXTA)
医療技術の進歩とともに高額化するがん治療だが、日本には治療にかかる負担を軽くする社会保障制度がある。ベースに健康保険(国民皆保険)があり、負担が青天井にならないような仕組みもある。
さらに気になるのは、民間のがん保険だろう。入ったほうがいいのか悩んでいる人もいるのではないか。
ここでは、高額化するがん治療に対応すべく、1円でも負担を軽くするポイントについて紹介する(知っておきたい「がん治療とお金」を、3日間にわたってお届けします。今回は2回目)。

頼りになる3つの公的支援制度

日本人の2人に1人がかかるとされるがん。検査や治療法が発達し、5年、10年と生存できるケースも増えてきた。その一方で、がんとともに生きるなかで医療費が積み重なり、それにより経済的な負担が増える問題も表出している。

「高額化する治療費を賄うときに頼りになるのが、公的な支援制度です」と、特定社会保険労務士の近藤明美さんは話す。

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