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社内の眠れる技術を救う「カーブアウト制度」 大企業のイノベーションはなぜ頓挫するのか

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  • 井上 達彦 早稲田大学商学学術院教授

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(写真:NOV/PIXTA)

顧客の幸せを起点として人間中心に課題解決を図るデザイン思考。一時の流行がうそのように最近は話題に上ることが減り、先駆者の米コンサルティング会社IDEOも不振に陥っている。かねて「盛り上がるけどイノベーションに至らない」といわれてきた。

注目のカーブアウト制度

なぜうまくいかないのか。大企業も「試作して検証する」というリーンスタートアップ方式を導入すればいいだけではないか。

もしかすると、発想と実践の間に埋めがたいギャップがあるのかもしれない。ダーティープロトタイピングまでは数カ月で到達しても、いざ自社製品として開発する段階になると、「いいデザインだが量産できない設計となった」「大企業が求める安全性には到底及ばない」「売り上げ規模が大企業の基準を満たさない」などの理由で座礁してしまう。

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