土地が安くて幸福度が高いコスパ良好の地方都市 大都市圏の地価上昇が進む中での穴場はどこ?

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富山
富山の街並み(まちゃー/PIXTA)

令和6年の地価公示価格が発表された。全国平均は3年連続上昇で、全国的にコロナ禍以前に戻った。都道府県庁所在地の住宅地の平均価格の最高は東京都23区で、1平方メートル当たり70万4600円となった。

以下、大阪市26万5000円、横浜市24万5800円、さいたま市22万9500円など大都市圏の都市が上位を独占。奈良市までの15区市が平均価格10万円台超えとなっている。一方、1平方メートル当たり5万円未満の都市が12もあった。以下がその12都市だ。

①青森市 ②秋田市 ③山口市 ④鳥取市 ⑤水戸市 ⑥津市 ⑦甲府市 ⑧佐賀市 ⑨富山市 ⑩宮崎市 ⑪福島市 ⑫松江市(地価公示価格が低い順)

人口20万~30万人の中規模都市が大半だ。これらの12都市がある都道府県と日本総合研究所の「全47都道府県幸福度ランキング」を照らし合わせてみると、

富山県(富山市)4位、鳥取県(鳥取市)9位、島根県(松江市)10位、三重県(津市)11位、山梨県(甲府市)12位、茨城県(水戸市)14位、秋田県(秋田市)17位、佐賀県(佐賀市)18位。12都市のうち8都市がランキング20位以内だった。

公示平均価格4万6200円の富山市の居住環境は?

「全47都道府県幸福度ランキング」で4位に入った富山県の地価は、バブル崩壊以降低迷が続いていた。しかし、今年の地価公示で、住宅地や商業地、工業地を合わせた全用途の平均は1992年以来、32年ぶりに下落が止まった。住宅地もマイナスから横ばいになった。

富山県内における住宅地の価格上位地点は①富山市舟橋南町12万9000円、②富山市神通町2丁目/富山市芝園町1丁目11万2000円、④富山市奥田寿町桶川10万2000円、⑤富山市下新町9万6000円となっている。平均は4万6200円なので30坪(約100平方メートル)の家を建てるとして、土地代は460万円程度で済むのである。

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