料理家のリアル
私はもともと料理が得意でも好きでもありません。
しかし、今まで家族のために、というか子どもの成長のために、どうにか「人に食べさせるごはん」を作ってきました。
また、ひょんなことから飲食業を始め、その傍ら料理教室をかれこれ15年ほど開催してきました。
繰り返しますが、今でも料理が得意でも大好きでもありません。
でも、だからこそ「できない立場」「それほど好きじゃない立場」から見つけた知恵やレシピは少なからず反響を呼び、おかげで世の中にたくさんの「料理が好きじゃないけど作っている」同志がいることもわかりました。
この体験から、2018年に『料理が苦痛だ』という本を出しました。
実は多くの人が感じている「料理がしんどい」という思いは、料理を通じてたくさんの生徒さんとふれ合ってきた私だからこそ言葉にして発信すべきだと確信したからです。
その後も何冊かの書籍を通じ、毎日のごはん作りの現場に立つ人たちと共感し合いながら、様々な苦痛をやり過ごす知恵や方法をお伝えしてきました。


















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