衝撃の「TSUTAYA連結外し」を断行した真意とは。CCCの髙橋社長を直撃した。
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TSUTAYAを捨てるんじゃない
――就任早々、組織構造をドラスティックに変えました。
うちの40年近い歴史の中で今が順風か逆風かといったら、逆風だ。既存事業のビジネスモデルが厳しくなり、収益性が下がっていることは間違いない。
だからこそ、そのやり直し方が重要だ。僕は社長に就任する前から、「パートナーシップ経営」を戦略の1つとして実行していくと言い続けてきた。
パートナーシップってなんぞや、という点はおそらく社員もわかっていなかったと思う。それは自前主義じゃないということ。CCCは、パートナーと組んだ事業展開をあまりやってこなかった。
TSUTAYAとTポイントの2つの事業は踊り場に来ている。これを僕は“立て直す”つもりはなかった。元の状態に戻して、かつての形で成長させるのではなく、事業の本質的な価値は変えずに、パートナーと一緒にやり方やデザイン、仕組みを変えていこうと決めていた。
――TSUTAYAのフランチャイズ事業を担う合弁会社「カルチュア・エクスペリエンス」の出資比率は、日販が51%、CCCが49%。柱の事業をCCCの連結から外したことになります。
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