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ルール形成に目的を変えた一帯一路の現場を歩く いまや中国の狙いは巨大インフラ構築ではない

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  • 吉岡 桂子 朝日新聞 コラムニスト・編集委員

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中国の支援で高速化する、ベオグラードとブダペストを結ぶ鉄道。一帯一路の看板事業の1つだ(写真:筆者撮影)

白い格子柄の壁が印象的なビルを背に、孔子像が悠然と立つ。コソボ紛争で24年前、NATO(北大西洋条約機構)から空爆を浴びたセルビア(旧ユーゴスラビア)の首都ベオグラードの中国大使館跡は、巨大なホテルに変わっていた。玄関前の慰霊碑には献花が絶えない。習近平国家主席も追悼に訪れた「名所」である。

ビルを建てたのは孔子の故郷・山東省の建設会社で、1~2階は中国文化センターとして両国の交流に使われる。監視カメラで世界最大手のハイクビジョンやスマートフォンメーカーのvivo、建機メーカーの三一重工、両国間を直行便で結ぶ海南航空など中国系企業が事務所を構える。

一帯一路の「看板路線」に乗ってみた

10月の週末、ベオグラードを訪ねた。第2の都市ノビサドまで(約75キロメートル)を時速200キロメートルをうたう列車に乗ってみた。家族連れで混んでいる。中国などの支援で昨年3月に高速化した区間だ。

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