はじめに回答のポイントについてお話します。
(1) この子はお母さんが大好きであることを知る
(2) 頭脳のスペックがかなり高いため対応法を変える
(3) 親が毒親に育てられた影響の解釈を変える
以上3つについて説明していきます。
(1)この子はお母さんが大好きであることを知る
「学校や塾では優秀、でも家では親の言うことを聞かない、反発する、ダラダラする」ということは珍しいことではありません。というよりも、一般的ではないかとさえ感じます。外では子どもは気を張って頑張っています。そのため家は子どもにとって憩いの場であり、癒やしの場であり、自由な場であり、安心できる場であり、このような場があるからまた元気に外へ出ていくことができます。
学校や塾で勉強をさせられ、家に帰ってきても、また宿題や練習をさせられることに子どもは違和感を持っています。ただ、言葉で正確に表現できないことが少なくありません。
しかし一方で、「親の立場として習い事の練習を家でさせることは当然の義務であり、子どもはそれをすることが当たり前」と考えることも理解できますし、間違っているとも思いません。ただ、やらせるためのアプローチが適切でないと子どもは悪態をつくことがあります。ここから子どもは親に反抗することを覚えていきます。すると、そのうち親は子どものことを信頼できなくなり、場合によっては憎しみが出る親もいます。
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