「定年後に仕事を見つけられる人」の精神的な特徴 次のキャリアを引き寄せる「5つの精神性」とは

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そこで「学び直し」という言葉が、改めて浮上します。「未定年」はネクストキャリアに備えて、60歳以上の定年を過ぎた「過定年」は、就労希望を叶えるために資格を取る、大賛成です。しかし学ぼうと決心しても、さて何を学べばいいのか。学び直しのテーマをなかなか設定できないという話を聞きます。

そこでお勧めしたいのが、「人生の見落とし点検」。ネクストキャリアにつながる種を育てるための手立てとして、本稿ですでにお勧めしましたが、「何を学び直すかのテーマ」を見つけるためにも、「人生の見落とし点検」は試してほしい。

拙著『未定年図鑑』の102ページに、「人生の見落とし点検」表があります。この表の項目を埋めていくことで、自分の興味・嗜好性があぶりだされ、客観的に俯瞰することができます。

筆者も「人生の見落とし点検」表を埋めることで、忘れていた自分の好きなことをリマインドできました。中学校の卒業アルバムに書いた将来の夢はアナウンサー。そんな筆者がABCラジオPodcast『未定年図鑑』に出演し、「音で未定年のヒントを発信する」機会を頂きました。トークの素人が「よし、やってみよう」と思えたのは、人生の見落とし点検で、子ども時代の夢を思い出したからです。

「人生の忘れ物」を回収する「学び直し」

未定年は長年にわたり目の前の仕事に集中し、会社に滅私奉公するがあまり、「自分が好きなこと」を忘れている、放置している可能性があります。そんな「人生の忘れ物」を回収する、という考え方で学び直しの起点を探ってみてはいかがでしょう。

人生の見落とし点検の結果、何か新しいことを学び始める。しかし、「未定年」も「過定年」も、それだけで安心してほしくはありません。学びをネクストキャリアにつなげる「すてきな偶然」を手に入れ、働き続ける希望を叶えるために、装着したい5つの精神性があります。

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