ようやく「円安貧乏」の恐怖が少し遠のいたようだ 日本経済は2023年後半も「小吉」を維持できるか

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ここから先は競馬コーナーだ。

7月9日、筆者は4年ぶりに福島競馬場を訪れることができた。当日の入場者数は1万5000人くらいで、地元ファンが「競馬場に集うことができる日常」を楽しんでいる様子が伝わってきた。来年はぜひ、泊りがけで福島に伺いたいものである。

とはいえ、簡単には勝たせてくれないのが夏競馬。この時期は、普通に強い馬は休んでいるし、長期休養明けなど「ワケあり」の馬が多く登場し、ハンデ戦は多く、馬場も荒れていることが多い。

一方で、荒れるレースが多いということは、一獲千金の夢も広がる理屈である。ご一緒に福島競馬場に行った競馬ファンであるH氏は、なんと七夕賞で18万円馬券を的中させている。あやかりたいですなあ。

中京記念の本命は「競馬格言」でディヴィーナを指名

23日は「マイル戦(距離1600メートル)」の重賞(G3)、中京記念が行われる(第11レース)。中京という名前ではあるが、去年と一昨年は小倉競馬場で、3年前は阪神競馬場で行われているレースなので、過去のデータはあんまり当てにならない。

ここは「夏は牝馬」ということでディヴィーナから。前走ヴィクトリアマイル(G1)で大外から追い込んでの4着を評価したい。斥量も54キロと恵まれた。中京競馬場では過去に6走して、うち4回勝利している中京巧者でもある。鞍上、ミルコ・デムーロ騎手の勝利インタビューを久しぶりに見てみたい。

対抗にはホウオウアマゾンを。豪州遠征帰りを糧に、ひと伸びしていることを期待する。単穴にはダノンスコーピオン。このところ大負けが続いているし、59キロの斥量を背負わされているけれども、NHKマイルを勝ったG1馬ですからね。あとはルージュスティリア、ウイングレイテスト、アナゴサンまでを押さえよう。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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