ネパール大地震、死者5000人との見方も

死者数は今後さらに増加する公算

 4月27日、ネパールで25日に発生した大地震で、警察当局は、死者数が3218人に増えたと明らかにした。写真は崩壊した寺院のタンクからペットボトルに水を入れる被災者(2015年 ロイター/NAVESH CHITRAKAR)

[カトマンズ/ニューデリー 27日 ロイター] - ネパールで25日に発生したマグニチュード(M)7.9の大地震で同国内務省は27日、死者が3726人になったと明らかにした。政府当局者の間では、死者が5000人に達するとの見方もある。同国の震災規模としては81年ぶりの大きさ。

日本の国内メディアによると、世界最高峰エベレストで雪崩に巻き込まれ、50代の日本人男性1人が死亡、日本人女性1人が負傷したという。

現地では強い余震が続いており、首都のカトマンズでは倒壊・半壊した家屋から避難した家族らが道路にマットを敷いたり、雨よけのテントを立てるなどして不安な夜を過ごした。市内の病院が満杯のため屋外で横たわる病人や負傷者も多く、カトマンズ医療大学では野外に手術用テントも設置された。

営業している数少ない商店も品物はほとんどなく、薬局では市民らが商品を競い合って買う姿も見られた。また給水用トラックに長い行列ができていた。

大規模な雪崩で日本人1人を含む17人が死亡したエベレストでは、外国人など数百人の登山者がなお下山できずにいる。

都市部から離れた地域では救助隊が行きつけない場所もあるほか、がれきの下になお遺体が埋まっているとみられることから、死者数は今後さらに増加するとみられている。

一方、海外からの救援物資や救助隊も到着しつつある。インドは衣料品や救助チームを空輸したほか、中国は60人態勢の緊急救助チームを派遣。また、パキスタンは医療設備などを備えた軍機4機を派遣した。ただ、カトマンズの主要空港が27日も余震の影響で繰り返し閉鎖され、一部の救援機が着陸できないなど、現地で活動を始めた国際救助隊は少数にとどまっている。

ネパールでは1934年に8500人の犠牲者を出した大地震が発生しており、今回はそれに次ぐ規模となっている。

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