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「ドコモショップ最大手」に浮上したノジマの魂胆 代理店買収で1000超の携帯ショップを傘下に

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国内最多のドコモショップを運営するコネクシオを買収したノジマ。縮小市場でなぜ勝負に出たのか(上写真:今井康一撮影、下写真:尾形文繁撮影)

「この厳しい業界の中で生き残れるのは、当社だけではないか」

ノジマの野島廣司社長は、そう自信をのぞかせる。主力とする家電量販業界の話かと思いきや、そうではない。

ノジマは2023年3月、携帯販売代理店大手のコネクシオを完全子会社化した。これに伴い、ノジマ傘下の携帯販売ショップ数は1000を突破。携帯販売代理店業界で2位のポジションを確立し、首位のティーガイアに僅差で迫る規模に膨れ上がった。

コネクシオの展開するショップ数は434(2022年末時点)と、携帯販売代理店業界では大手の一角を占めていた。その大半がNTTドコモ向けで、業界では国内最多のドコモショップを運営する企業として知られる。

全国ドコモショップの4分の1がノジマ傘下に

一方、ノジマは2015年に同じく業界大手のITXを買収し、これまでに600近い携帯販売ショップ(自社の家電量販店を除く)を運営していた。ノジマの2022年3月期の売上高5649億円のうち、約5割を家電量販が占め、キャリアショップは3割に達している。

コネクシオの買収により、ノジマのショップ数は1030に拡大する。ドコモショップが538と全体の半数に上り、auショップ(263)、ソフトバンクショップ(135)、楽天モバイルショップ(42)と続く。

調査会社のMCAによると、2023年2月時点で全国に2208のドコモショップが存在している。単純計算すると、そのおよそ4分の1をノジマが運営していることになる。ドコモからすれば、販売代理店の中でノジマが最大の取引先に浮上する。

買収のきっかけは2022年秋、コネクシオの親会社だった伊藤忠商事が売却に向けて入札にかけたことだった。

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【縮小市場で「大盤振る舞い」】

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