今、圧倒的にお得な旅先が「大館と萩」といえる訳 春以降の「格安旅行」は難しくなる可能性も

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筆者が利用した際はダイナミックパッケージの費用が2名で7万9000円。そこから全国旅行支援とクーポンの割引で3万9800円割り引かれ、費用が3万9200円となった。

さらに旅行後にキャッシュバックキャンペーン2名分の2万円が戻ってきたので実質的な支払額は2名で1万9200円。1名当たり羽田から大館能代までの往復のANAとホテル宿泊のコストは9600円にすぎなかった計算になる。これに地域クーポンがついてきたのでさらに割安感があった。

男鹿半島の寒風山。大館能代空港をベースにレンタカーを利用すると、男鹿半島、能代、大館など秋田県北部の広範囲を回れる(筆者撮影)

2023年1月、2回目に利用した際は、2022年11月末に行われたANA創立70周年記念の「ANA SUPER VALUEセール(すでに終了)」を利用した。全国一律7000円という金額だが、旅客施設使用料も含めて羽田~大館能代の往復が1万4740円。キャッシュバックで戻ってくる1万円を差し引くと片道わずか2370円で羽田~大館能代を飛んだことになる。

条件はメルマガに「登録」

萩・石見空港……レンタカーが2日2000円で温泉も無料?

東の雄が大館能代空港だとすれば西の雄は萩・石見空港である。こちらも羽田~萩・石見空港のANA便を有償で利用すると片道につき5000円のキャッシュバックが得られる。萩・石見空港のさまざまな運賃助成制度のうち、「スポット助成」(予算額の上限に達し次第、申請受付を終了)がこれにあたる。

条件は搭乗前に萩・石見空港メールマガジン(無料)に登録するだけだ。ホームページには「萩・石見空港 首都圏在住者 対象助成」となっているが、対象者の居住地制限はない。

2023年度以降もキャッシュバックは継続されるが、割引額が片道につき3000円となってしまう。

ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージでは、萩・石見空港便利用時のクーポンも発行している。2023年3月15日までに島根県か山口県で宿泊することが条件で1名の場合、8000円、2名の場合計2万円の割引となり、こちらも全国旅行支援との併用が可能だ。

萩・石見空港が大館能代空港のキャンペーンを凌駕するのは、現地に到着してからの割引制度だ。

萩の城下町。萩・石見ぶらり手形の提示で、萩八景遊覧船が1200円から500円になる(2月は運休)(筆者撮影)

その筆頭ともいえるのが、レンタカー2日間でわずか2000円になるという「萩・石見空港(羽田線)往復利用者特典!レンタカー割引キャンペーン」である。

2023年3月30日までに羽田から萩・石見空港まで2名以上で往復し(1名利用は対象外)、指定した5つのレンタカー会社に電話してキャンペーン利用を告げて予約する。島根県内の宿泊施設に少なくとも1泊することが条件となる(領収書などで確認)。

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