「決断力が足りない人」は簡単なコツで変えられる 一度試してみたい3つの「日常習慣」
タイパ(タイム・パフォーマンス)という言葉が流行するなど、何をするにも「効率」が求められる昨今。そのような世相のなか、「わかっているけど、行動に移れない」「先送りグセがある」などといった悩みを抱え、息苦しさを感じている人も多いのではないでしょうか。では、どのようにすれば、すぐに動けるようになるのか?
「すぐにやれないのは、脳の準備不足が原因です」と話すのは、医学博士で「脳の学校」代表の加藤俊徳さん。『1万人を診た脳内科医がすすめる すごい行動力』を刊行した加藤さんに、「すぐやる人」になるためのコツを聞きました。
比較や選択をする機会を増やすだけでいい
脳には100個を超える神経細胞があり、運動に関する細胞、聴覚に関する細胞、記憶に関する細胞など、同じ働きをする細胞同士が特定の部位に集まり基地を形成しています。
その脳神経の集団がある基地のことを私は「脳番地」と読んでいます。脳全体を地図に見立てて、脳の役割ごとに番地を割り振ったということです。
細かく分類すると120以上あるのですが、大きくは8つに分類されます。
前頭葉にある思考系脳番地は「考える」こと、つまり想像する、比較する、情報を選択する、決断を下す、挑戦する意欲を高める、といった時に働く脳番地です。
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