高炉の生産性、電炉では困難
――脱炭素は鉄鋼メーカーにとってとりわけ難問です。道筋をどう描きますか。
脱炭素で鉄を造る方策の1つは電炉だが課題も多い。スクラップには不純物があるので高級鋼が造れない。また、高炉に比べて生産性が低い。
高炉で出てきた溶銑(炭素分の多い銑鉄の溶けたもの)を転炉に移して不純物の少ない鋼を造る。転炉では攪拌することでスピーディに鋼を造る。電炉はスクラップを入れて電気で溶かすだけで攪拌ができないので製鋼に時間がかかる。この問題は電炉を大型化しても解決できない。
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