アマゾンがドローン利用で当局を批判

試験飛行の「承認が遅すぎる」

 3月24日、米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コムは、商業利用目的の無人機試験飛行の承認が遅すぎるとして、米連邦航空局を厳しく批判した。写真はアマゾンが開発した無人宅配機の映像から(2015年 ロイター/Next Media Animation)

[ワシントン 24日 ロイター] - 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は24日、商業利用目的の無人機(ドローン)試験飛行の承認が遅すぎるとして、米連邦航空局(FAA)を厳しく批判した。

欧州をはじめ、他国は経済的利益を認識しより合理的な姿勢で臨んでいるとして、米国は成長が見込まれるドローン分野で遅れを取っているとの懸念を示した。

アマゾンのグローバル公共政策担当バイスプレジデント、ポール・マイズナー氏が上院小委員会で証言した。

FAAは19日、アマゾンに対し、無人機の試験飛行を許可する実験的滞空証明書を発行した。

だがマイズナー氏は許可取得に半年以上も要したため、試作の無人機はすでに時代遅れとなったと指摘。「試験飛行はもう行っていない。当社は一段と進んだデザインの無人機へと移行しており、すでに海外でテスト飛行を行っている」と明らかにした。

その上で「米国以外の国では、テスト飛行の着手に1─2カ月以上待たされることはない」と述べた。

米国では、急速に開発が進むドローン技術に当局の規制整備が追いついていないとの不満が広がっており、アマゾンの見解はこうした経済界の苛立ちを代弁している。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • トクを積む習慣
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
人気の動画
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
銀行員の出世コースに見られ始めた大きな変化
銀行員の出世コースに見られ始めた大きな変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日本企業は米中の板挟み<br>全解明 経済安保

先端技術をめぐる米中の争いは日本に大きな影響をもたらします。海外からの投資は経済を活性化させる一方、自国の重要技術やデータが流出し安保上のリスクになる可能性も。分断の時代に日本企業が取るべき進路を探ります。

東洋経済education×ICT