新・NHK朝ドラ「舞いあがれ!」の7つの見どころ 制作統括チーフ・プロデューサーに聞く

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
☆推しポイント〈4〉ものづくりの街とばらもん凧

「飛行機はものすごい数多くの部品でできていて、たくさんの技術の結晶であるというイメージからヒロインが暮らす場所をものづくりの街の東大阪にしました。ドラマの大切な要素の1つが五島列島の“ばらもん凧”です。子どもの健やかな成長を願ってあげる凧があることを知りドラマのテーマと一致すると思いました。

凧は向かい風を受けないとあがらない。そして1人で頑張ってあげるのではなく、いろんな人の手助けによって空高くあがっていく。引っ込み思案の舞が変わるきっかけの象徴で、成長を見守るシンボルとして登場します

ドラマの大切な要素のひとつが五島列島の“ばらもん凧”(NHK朝ドラ『舞いあがれ!』より)

専門的なジャンルを描くため、チームで取り組む脚本

☆推しポイント〈5〉脚本家3人体制で精度の高い内容に

メインとなる桑原亮子のほかに嶋田うれ葉、佃良太の3人が脚本を担当する。

五島列島の雄大な自然を丁寧に描き出す(NHK朝ドラ『舞いあがれ!』より)

「今回は人力飛行機や航空学校など朝ドラではこれまで扱っていないような専門的なジャンルを描いています。そこを理解してドラマとして作り込むためにはチームとして取り組んだほうがより豊かで精度の高い物語にしていけるという判断です。

基本的なコンセプトを手がけた桑原さんを中心に物語の核心を共有して手分けして担当しています。朝ドラで複数人の脚本家が担当するのは決して珍しいことではないです」

次ページ心地よい長崎の“五島ことば”にも注目!
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事