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そごう・西武の売却難航、立ちはだかる「2つの壁」 交渉がまとまらず優先交渉権の期限を延期

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旗艦店の西武池袋本店。ヨドバシカメラが入居する案が検討されているという(撮影:梅谷秀司)

セブン&アイ・ホールディングスが進めている傘下の百貨店、そごう・西武の売却交渉が暗礁に乗り上げている。優先交渉権を得たアメリカの投資ファンドとの交渉が、期限を過ぎてもまとまらないのだ。

そごう・西武の売却をめぐってセブン&アイは、株主であるアメリカの投資会社、バリューアクト・キャピタルからコンビニエンスストア以外の不採算事業の売却を迫られたことを受け、そごう・西武の売却を決断。2回の入札を経て7月にアメリカの投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループが優先交渉権を獲得し、8月29日を期限に詰めの交渉を行っていた。

費用負担の問題

ところがだ。事情に詳しい複数の関係者によれば、8月29日の期限になっても交渉はまとまらず、9月8日まで期限が延長されたという。「フォートレスとの交渉がまとまらなかったため、担当者が延期を求めたようだ」。ある投資ファンド関係者はそう語る。

まとまらなかった理由は大きく2つあるという。まず第1に費用負担の問題だ。

フォートレスの提案は、西武池袋本店やそごう横浜店、そごう千葉店といった旗艦店にヨドバシカメラの店舗を導入するというもの。西武池袋本店では、地下1階から地上4階くらいまでにヨドバシが入居し、西武百貨店はそれより上の階に集約するという案が検討されているもようだ。

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【もうひとつの懸念点は?】

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