ホンダ伊東社長の退任、役員OBが働きかけ?

<動画>相次いだ技術トラブルに危機感

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日本の巨大自動車メーカーによる突然の発表だった。2月23日、ホンダの伊東孝紳社長は、今年6月いっぱいで現職を退くと発表。その後を引き継いで社長に就任するのは、エンジニアでありリサーチスペシャリストの八郷隆弘常務執行役員。役職を数段階飛び越えての就任となる。

伊東社長は、ホンダに新しく若いリーダーが必要だと語った。「八郷さんにはこれまで培ってきた経験と知識を生かし、各地における個々のビジネスを成長させ、世界6極のグローバルオペレーションを事業を発展させていただきたいと考えています」。

平穏な6年ではなかった

伊東氏が社長に就任してからの6年間は決して平穏なものではなかった。経済危機が自動車産業にも深刻な打撃を与え、最近では数万台ものリコールが企業のイメージに傷を付けた。

日本とタイでの自然災害による損害も加わって、ここ数年間は困難続きだった。伊東社長の技術改革とコスト削減措置は必ずしも歓迎されるものではなかった。

しかし、八郷氏は伊東氏の遺産を受け継いでいくつもりだと話す。「当社はこれからも最先端技術を追究し、これを大量生産車へ還元させ、人材開発にも取り組む。お客様の期待に応えられるようがんばりたい」。

内部関係者はロイターに対し、ホンダを引退した役員の一部が伊東氏に対して退任を迫ったことが今回の社長交代の要因と語った。しかし、伊東氏は取締役相談役としてホンダに残る。

(ケイティ・グレゴリー記者)

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