東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #マネー潮流

FRBの金融引き締め、長期のイールドカーブに注意 市場の大幅調整と景気失速を警戒するシグナル

4分で読める 有料会員限定
  • 木内 登英 野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト

INDEX

(撮影:梅谷秀司)

歴史的な物価高騰に対応するため、FRB(米連邦準備制度理事会)は政策金利の引き上げを急いでいる。通常の0.25%よりも大きい0.5%幅での利上げが、6月、さらには7月にも実施されるとの見方が、金融市場に浮上している。0.25%の利上げが実施された3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で独り0.5%幅の利上げを主張し、タカ派として知られるセントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は、0.75%の利上げも排除しないと発言。金融市場は0.75%幅となる可能性も織り込み始めた。

金融市場は年内合計で2.5%程度の利上げをすでに織り込んでいる。2015年に始められた前回の金融引き締め局面では、利上げ開始から1年間の利上げ幅合計は0.5%であったが、現状では実にその5倍もの急激なペースの利上げが見込まれている。景気に与える悪影響も、そろそろ懸念されるところとなってきた。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象