――テロとの戦争には日本もアフガニスタン支援事業をはじめ深く関わりました。しかし、アメリカ軍の撤退という不名誉な形で終わりました。
この20年間、アメリカでは「こんな戦争はもう受け入れられない」という世論が高まっていた。撤退の実施に関して、あのような形がよかったかどうかは別として、それ自体はアメリカ国民が望んでいたともいえる。来るべきものが来たと言ってもよい。
――テロとの戦争当初はアメリカ軍に駆逐されたタリバンが、再度アフガニスタンを制圧できた理由は何でしょうか。
最大の理由は、アメリカがつくった現地政権の腐敗がひどかったことが挙げられる。そして、隣国のパキスタンがタリバンを受け入れていたこと。タリバンは戦闘に疲れればパキスタンに逃げ込んで休息し、力を温存できた。
