菅義偉首相の突然の不出馬表明により、自民党総裁選挙は本命不在の大乱戦に突入した。総裁選の日程は9月17日告示・29日投開票。新総裁は次の首相として10月初めに新内閣を発足させ、10〜11月に行われる衆議院総選挙に「選挙の顔」として臨む。
総裁選ではいち早く、岸田文雄前政調会長が8月下旬に立候補を表明し、安倍晋三前首相が応援する高市早苗前総務相も出馬の意向を示していた。その後、菅首相の不出馬表明により、菅内閣の一員である河野太郎規制改革相も出馬姿勢に転換。総裁選に過去4回立候補し、現在も各種世論調査で河野氏と並んで「次の首相にふさわしい政治家」のトップを争う石破茂元幹事長の動向が注目されたが、自派閥内で河野氏を推す動きもあり混乱している。
両氏の政策は一致するか
石破氏は防衛関連の重職を歴任した安全保障の論客。また、第2次安倍政権では地方創生担当相を務め、経済政策に関する発言も多い。本誌2018年5月19日号のインタビューでは「アベノミクスで閉塞感のある状況は脱したが、この踊り場でいかに構造改革を進めるかが課題」と述べていた。
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