──会社設立のきっかけは。
学生時代に設立したが、その前から個人事業主として妹と活動していた。最初はゲームではなくネット上の2次元コンテンツを制作。面白いもの、受けるものを作りたいという一心だった。大学卒業後は外資系証券会社に就職したが、どうしてもコンテンツ作り、ゲーム作りをやりたくて3カ月で退社しcolyの業務に専念。会社設立から1年後の15年3月に恋愛ノベルゲーム『ドラッグ王子とマトリ姫』をリリースした。
──上場の狙いは?
上場は会社を設立したときから考えていた。理由は資金調達、人材確保、そして会社の認知度を高めるため。さらに社会的責任を果たせるようにするためだ。上場すればガバナンスを利かせなければならない。社員にとって強い意識づけになる。作品を世に送り出すからには、その責任を持つ必要がある。
『ドラッグ王子とマトリ姫』は資金がなかったこともあり、低予算で制作した。複雑な技術を使うこともなかったから、それができた。しかし今後は開発費がかさんでくる。これまで大規模な宣伝活動は行ってこなかったが、今後は力を入れていく。組織が拡大し、リリースする作品も増えて規模が大きくなってくると、その品質の維持にも腐心しなければならない。
女性社員が7割の強み
──リリースした作品はどれも息が長いですね。
たくさんコンテンツを流して1本でも当たればいいというスタンスは取らない。一つひとつの作品を、すべてのユーザーに受け入れていただけるよう丁寧に作っている。意識しているのは、まずターゲットを絞り込むことだ。データを取っているわけではないが、感覚的にユーザーの95%が女性だと思っている。年齢層は幅広いが、女性ターゲットだけは必ず意識するようにしている。(約240人の)社員も7割が女性だ。リリース前のチェックやリリース後のフォローには、女性ならではのきめ細かさが出ていると思う。
この記事は有料会員限定です
残り 1041文字
