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「女性9割」のゲームで躍進 原動力は内製化のこだわり 【4175】coly

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  • 安恒 理 現代ビジネス兵法研究会代表
代表取締役社長 中島瑞木(なかじま・みずき)1988年生まれ。東京大学卒業後、モルガン・スタンレーMUFG証券の投資銀行本部に就職。2014年2月、双子の妹の中島杏奈・現副社長とcolyを共同創業。現在はビジョン戦略・組織戦略を統括する。(撮影:今井康一)
女性ユーザーをターゲットにしたモバイルゲームの開発・運営を手がけ、今年2月にマザーズ市場へ上場したcoly(コリー)。上場後初となる通期決算(2022年1月期)は売上高76億8900万円(前期比21.4%増)、営業利益22億0300万円(同6.4%増)を見込む。当たり外れが大きいとされるモバイルゲームだが、colyには『魔法使いの約束』をはじめ、女性に息長く支持される作品が多い。その要因は何か。中島瑞木社長に聞いた。

──会社設立のきっかけは。

学生時代に設立したが、その前から個人事業主として妹と活動していた。最初はゲームではなくネット上の2次元コンテンツを制作。面白いもの、受けるものを作りたいという一心だった。大学卒業後は外資系証券会社に就職したが、どうしてもコンテンツ作り、ゲーム作りをやりたくて3カ月で退社しcolyの業務に専念。会社設立から1年後の15年3月に恋愛ノベルゲーム『ドラッグ王子とマトリ姫』をリリースした。

──上場の狙いは?

上場は会社を設立したときから考えていた。理由は資金調達、人材確保、そして会社の認知度を高めるため。さらに社会的責任を果たせるようにするためだ。上場すればガバナンスを利かせなければならない。社員にとって強い意識づけになる。作品を世に送り出すからには、その責任を持つ必要がある。

『ドラッグ王子とマトリ姫』は資金がなかったこともあり、低予算で制作した。複雑な技術を使うこともなかったから、それができた。しかし今後は開発費がかさんでくる。これまで大規模な宣伝活動は行ってこなかったが、今後は力を入れていく。組織が拡大し、リリースする作品も増えて規模が大きくなってくると、その品質の維持にも腐心しなければならない。

女性社員が7割の強み

──リリースした作品はどれも息が長いですね。

たくさんコンテンツを流して1本でも当たればいいというスタンスは取らない。一つひとつの作品を、すべてのユーザーに受け入れていただけるよう丁寧に作っている。意識しているのは、まずターゲットを絞り込むことだ。データを取っているわけではないが、感覚的にユーザーの95%が女性だと思っている。年齢層は幅広いが、女性ターゲットだけは必ず意識するようにしている。(約240人の)社員も7割が女性だ。リリース前のチェックやリリース後のフォローには、女性ならではのきめ細かさが出ていると思う。

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