従来モデルで不可能な「極み」を実現
――「α1」が3月19日に発売されます。
「α1」は、プロの期待に応える真のミラーレスのフラッグシップモデルと位置づけている。トップクラスのスピード性能、高解像度、4K動画性能に8Kを追加することで、従来のモデルでは不可能だった「極み」を実現した。
「1」という数字には、新たなスタート地点を象徴する“The One” 、これまで撮りたくても撮れなかった一瞬を捉える“The One”、ユーザーにとって唯一無二の“The One”、頂点を目指す“The One”、などの要素が凝縮されている。
ソニーは、2010年にミラーレスカメラ初号機を発売して以来、市場を創出し、牽引してきた。α1は、プロのスポーツ・報道の現場で真価を発揮する。プロの表現や撮影の要求、創造性に応えていきたい。
――スマートフォンが普及し、長引くコロナ禍もあってデジカメ市場は苦境に立たされています。2020年のデジカメ出荷台数は、ピークだった2010年の14分の1に落ち込みそうです。
ソニーのカメラ販売は、2020年4月~6月期に需要・供給両面でコロナの影響を受けた。しかし、力を入れているフルサイズミラーレスの領域では2020年7月~9月期以降、当社の売上高はかなり回復している。10月は世界販売が前年同期を上回った。
地域によって回復の差はあるが、中国では(ECサイトの大規模イベントが行われる)11月11日の「独身の日」の販売で、前年の売上高を大きく上回った。
――中長期的にみて、カメラ市場はどこまで縮小していくとみていますか。
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