コロナ禍前から指摘されてきたのが2010年代から深層学習(ディープラーニング)で急激に進化したAIだ。

13年に英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授らが論文「雇用の未来」で「労働人口の47%が機械に置き換えられる」と予測して久しい。16年には経済産業省がAI等で「30年度に735万人の雇用減」と発表。大いに不安があおられたが、同時に、AIでは駆逐されない業種を浮かび上がらせてもいる。
長期的に有望なのは大きく2つ。1つはAIやロボット、IoT等を自ら利用する仕事、もう1つは人間にしかできない仕事だ。
前者はデータサイエンティスト等が該当する。ビッグデータの解析をビジネスに活用、要求されるスキルは高度で複雑だ。人材獲得では高額報酬を出す中国と競い、「転職市場では『ウチも欲しい』と優遇される」(塩崎潤一・データサイエンティスト協会理事)。
後者は「手に職」をつけた美容師、エッセンシャルワーカーの介護福祉士、治安維持に必要な警察官等が当たる。人間がすることに付加価値があると言っていい。
遊んでいた人が頂点に立った
働き方は大きく変容している。「ギグワーカー」と呼ばれ、ネットで単発の仕事(ギグワーク)を請け負うのは、その象徴だろう。多くはフリーランスや個人事業主、副業をする会社員。隙間時間でプログラミング等を受注するケースが多い。時間や場所に拘束されない自由さが支持されている。
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