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5Gでセンサーや2次電池の需要拡大 IoT時代の電子部品|インタビュー/TDK 社長 石黒成直

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いしぐろ・しげなお 1957年生まれ。81年北海道大学理学部中退。82年TDK入社。ヘッドビジネスグループゼネラルマネージャーや執行役員などを経て、2015年常務執行役員。16年から現職。(撮影:尾形文繁)
米中対立の激化、新型コロナ禍によるサプライチェーン寸断など2020年は電子部品業界にも試練の1年だった。一方で5Gや自動車のCASEの流れは止まらない。TDKの石黒成直社長に今後の課題などを聞いた。

──スマートフォン各社が5G対応スマホを投入しました。

中国のファーウェイ製の基地局やスマホの出荷数が(米国の規制によって)影響を受け、5Gスマホの出荷台数は当初の想定をやや下回った。が、ほかのメーカーによってカバーされた面もあり、5Gの展開は遅れていない。

ただ、5Gが世の中を変えるのはこれからだ。高速通信や多数同時接続、ローレイテンシー(低遅延)という5Gの利点を享受した変化はまだ十分に出ていない。5Gはイネーブラー(目的達成手段)として世の中を変える原動力だ。

──5G本格化で電子部品業界にはどのような影響がありますか。

5G普及でまさにIoT時代になる。スマホや車をはじめ、あらゆるデバイスでデータがやり取りされ、そのデータを活用して新しい価値が生み出される。

使われる電子部品はさらに増えていく。まずアナログな現象をデジタル情報に変換するセンサーは大きな(市場拡大の)可能性がある。そしてデータをやり取りするための通信関連の部品がスマホだけでなくあらゆる物に必要だ。また機器を動かすための電力を供給する2次電池(バッテリー)も忘れられがちだが重要だ。通信基地局のような電力の安定供給が必要なデバイスに、バックアップ用の電池も必要。さらに、再生可能エネルギーの必要性から、電力の地産地消や需給調整のために蓄電用途バッテリー需要も広がっていく。

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