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お金と投資の裏側がわかる行動経済学入門 知っていると得をする

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  • 山根 承子 パパラカ研究所 代表取締役社長
(イラスト:髙栁浩太郎)

「お金を管理する」ことは大事だとよくいわれる。最近ではお金を管理するコツをうたうWebページや、お金管理アプリも数多く存在している。この「お金の管理」には、日々の消費はもちろん、貯蓄計画やローン、投資なども含まれているだろう。これらのことをするとき、私たちは「将来」のことをかなり冷静に、きちんと考えようとするのではないだろうか。

経済学はお金儲けのための学問と誤解されがちだが、実は残りの人生を最も幸福に生きる方法を考える学問だ。貯蓄や投資は、見方を変えれば「いつ消費するか」という問題として捉えることができる。現在と将来の状況を比較して、いつどれだけ消費するのが自分にとっていちばん幸せかを考える。経済学ではこれを異時点間の選択という。

例えば今日の小遣いを投資に回せば、今日は外食や趣味の買い物を何も行うことができない。すべてのお金を投資に回して飢え死にしてしまっては元も子もないが、数日後に金額が10倍になって戻ってくるとしたら、1日ぐらいは食事を我慢するかもしれない。数日後により多くの物を購入し、消費するほうが幸せだからだ。異時点間の選択では、すぐに消費したときのうれしさと、我慢するつらさと、将来の消費によるうれしさをすべて考慮して、トータルで得られる幸福度がいちばん大きくなるような行動を選ぶ必要がある。

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