数億円の年収を稼ぎ、役員はおろか、頭取の給料さえしのぐ「スーパー銀行員」が現れ始めている。
ある地方銀行は、昨年、外資系証券会社から運用のプロをヘッドハンティング。すでに数十億円の収益を銀行にもたらしており、成功報酬を加味し銀行員としては破格の年収を出したという。
銀行員の採用といえば、新卒を採用、昇進も年功序列が基本だった。そのため、「何歳のときにいくらもらえるかは、ある程度想定できた」(大手行幹部)という。
だがここ数年、そんな常識が大きく崩れ始めている。その道のプロや専門職を中途採用する動きが活発化しているからだ(下図参照)。
採用だけではない。金科玉条ともいうべき年功序列さえ、撤廃する動きが出始めている。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)や三井住友FGは昨年、「階層」を減らし、年功序列の撤廃に動いた。
「階層」とは、行員のランクのこと。一定の年数を過ごすと上の階層に上がる権利が生まれ、試験を突破すれば昇格することができる。
就ける役職も階層ごとに割り当てられている。30代後半が多い階層なら課長、40代後半が多い階層なら部長や支店長といった具合だ。
三井住友は6つあった階層を3つに、三菱UFJは5つから3つに減らした。これによって、年齢の若い行員はこれまで就くことのできなかった上位の役職にも就くことが可能になった。
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