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1973年の第4次中東戦争を契機に、国際原油価格は3カ月で約4倍に高騰、世界経済は大混乱に陥った。日本でも石油関連に始まり物価がことごとく上昇、「狂乱物価」といわれるインフレ状態に陥った。こうした中、記事では物不足の噂が引き起こした買い占め騒動の顛末を伝えている。
73年10月中旬、関西で「この冬、トイレットペーパーがなくなる」との噂が伝わり、スーパーに主婦が殺到。店側が販売制限をかけたが、逆に騒ぎを増長させてしまった。商品を大幅値上げしても品切れ店が続出、騒動は全国に伝播した。当初は静観していた当時の通商産業省も商品の緊急出荷などの手を打ち、11月上旬に沈静化した。同様の現象は合成洗剤や砂糖にも波及、いずれも需給は逼迫しておらず、将来の値上げを見越しての行動という点で共通する。
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