英語コーチングサービスの草分けであるジャパンビジネスラボ。杉村貴子社長に、現在の業界のありようや日本英語コーチング協会の方針について聞いた。
──ここ数年で英語コーチング市場は急拡大し、競争が激しくなりました。約20年間この業界の中心にいた御社から見て、現状はどうですか。
2000年代初頭に弊社が英語コーチング「プレゼンス」を始めたとき、まだ同業他社はいなかった。受講生も口コミで来てくれる人が多く、卒業生が次の受講生を連れてきてくれた。そういう人と人との信頼関係の中で事業を続けてきたという自負がある。
それが15年ごろから状況が変わってきた。新規参入企業が増え、市場が一気に拡大した。
競争が起きるのはよいことだ。コーチングの質を競い合えば業界の発展につながる。
ただ残念ながら、足元で起きているのはマーケティング合戦だ。ここ1、2年で業界の広告は一線を越えてしまった。根拠のない「No.1」やランキング、うその体験談が載り始めた。
──どのように対処を?
弊社について事実無根の書き込みをしていた人がいたので問い合わせて「取材も受けていない。なぜこんなことを書くのか」と聞いた。その人は書き込みを修正してくれたが、聞くと、競合他社から広告依頼を受けているアフィリエイターだった。
その後も次から次へと書き込みが増えていき、いつのまにか対応が追いつかない状況に陥っていた。
「体験談」とうたっていても、それが本当の体験談なのか、それともどこかにスポンサーがいるアフィリエイターによる書き込みなのか、私には峻別できない。一般の消費者にはもっとわからないのではないか。
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