「日本人は保険好き」「日本人は保険に入りすぎ」とよくいわれる。実際のところはどうなのか、数字を用いて確認してみよう。
まず日本での民間保険加入率はどのくらいだろうか。生命保険文化センターによる「生活保障に関する調査」では、個人年金保険を含めた加入率は2019年時点で83.4%となっている(グループ保険と財形は除く)。
個人年金保険を除いた生命保険加入率は82.1%。1998年は76.2%だったので、この20年余りで約6ポイント増加している。

かんぽ生命保険を含めた民間の生命保険への加入件数は、平均1.4件。回答者の66.2%は1件と答えたが、3件以上と回答した人も7.1%いた。加入は1件との回答が79.7%だった98年からみると、複数件加入する人が年々増加している。
では、1年間に支払っている保険料はどのくらいだろうか。生命保険協会による「生命保険の動向」には、契約者が18年度に払い込んだ保険料は約33.9兆円とある。このうち個人契約の生命保険や年金保険では、約29.1兆円もの保険料が支払われている。
18年度の国内家計最終消費支出は299兆円。この中でアルコール飲料を除いた食費は46兆円、被服費や通信費は10兆円だ。支払っている保険料がいかに大きいかが想像できるだろう。
日本は世界2位の市場
諸外国と比べても支払っている保険料は多いのだろうか。経済水準や社会保険制度など、各国で事情が異なるため単純比較は難しいが、参考になる資料はある。大手再保険会社のスイス・リー・グループがまとめている、各国別の保険料収入データだ。
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