──2009年に三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の傘下に入ってから7年ぶりの日興証券出身のプロパー社長ですね。
それは意識していない。私はすでに10年間、SMFGの社員として働いてきたからだ。ただ、資本市場の活性化に貢献していきたいという思いが強いのは、証券会社出身だからかもしれない。
──前任の清水喜彦氏が代表取締役会長として残っています。
明確な分担がある。私が経営の最高責任者で、清水は経営の監督役だ。CEO(最高経営責任者)の役職は設けていないが、私の英語の肩書はCEO。これは当然、SMFGも認めている。清水にも役割を意識してもらっている。
──新社長として取り組むべき最重要課題は何ですか。
証券ビジネスには今後、(営業員の)さらなる「プロ化」が求められる。プロでなければ証券ビジネスをできるわけがないからだ。今後7年かけて、証券アナリスト第2次試験合格やCFPなどプロとしては当たり前の資格を取得してもらう。資格を取得しないと管理職ではいられないようにする。
──中期経営計画では若手の早期登用を掲げています。
課長職は30代からだったが、20代からなれるようにした。部店長も40代からだったのを30代でもなれるようにした。やる気のある社員やお客様に貢献しようとしている社員は、できるだけ早く昇進させたい。元経団連会長の土光敏夫さんの言葉に「部下は会社からの借り物」というのがある。借りている以上は大切に扱わなければならない。しっかり利子(=能力)をつけて返さないといけない。
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