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「独自の情報・顧客基盤生かし富裕層を攻める」 近藤雄一郎 SMBC日興証券 社長

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こんどう・ゆういちろう 1962年生まれ。86年同志社大学商学部卒業、日興証券入社。2001年本八幡支店長。07年日興コーディアル証券経営企画部長。18年SMBC日興証券常務取締役。専務を経て20年4月から現職。(撮影:今井康一)
対面営業が主体の証券各社は、主な収益源だった個人投資家向けの株式売買委託をネット証券に席巻されて久しい。そこで近年では最大手の野村証券を筆頭に、富裕層向け事業の強化を急いでいる。それはSMBC日興証券も例外ではない。競合他社とどう差別化していくのか。今年4月に就任した近藤雄一郎社長に聞いた。

──2009年に三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の傘下に入ってから7年ぶりの日興証券出身のプロパー社長ですね。

それは意識していない。私はすでに10年間、SMFGの社員として働いてきたからだ。ただ、資本市場の活性化に貢献していきたいという思いが強いのは、証券会社出身だからかもしれない。

──前任の清水喜彦氏が代表取締役会長として残っています。

明確な分担がある。私が経営の最高責任者で、清水は経営の監督役だ。CEO(最高経営責任者)の役職は設けていないが、私の英語の肩書はCEO。これは当然、SMFGも認めている。清水にも役割を意識してもらっている。

──新社長として取り組むべき最重要課題は何ですか。

証券ビジネスには今後、(営業員の)さらなる「プロ化」が求められる。プロでなければ証券ビジネスをできるわけがないからだ。今後7年かけて、証券アナリスト第2次試験合格やCFPなどプロとしては当たり前の資格を取得してもらう。資格を取得しないと管理職ではいられないようにする。

──中期経営計画では若手の早期登用を掲げています。

課長職は30代からだったが、20代からなれるようにした。部店長も40代からだったのを30代でもなれるようにした。やる気のある社員やお客様に貢献しようとしている社員は、できるだけ早く昇進させたい。元経団連会長の土光敏夫さんの言葉に「部下は会社からの借り物」というのがある。借りている以上は大切に扱わなければならない。しっかり利子(=能力)をつけて返さないといけない。

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