新型コロナウイルスの感染が拡大したここ数カ月、全国のテーマパークや遊園地が相次いで休園を余儀なくされている。
多くの施設が休園に踏み切ったのは、2月29日。3日前の26日に、安倍晋三首相が大規模なイベントなどの自粛を要請したためだ。28日の午前中に東京ディズニーランド・シー(千葉県)が休園を発表すると、午後にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪府)やよみうりランド(東京都)などが追随した。
当初、自粛要請の期間は2週間だった。各施設は、その期間が過ぎた3月16日に再開業の照準を合わせたものの、同月10日に安倍首相が10日間程度の自粛延長を要請。これを受け、よみうりランドは3月23日、USJは同月29日へ再開業を先送りした。
中には、自粛の延長要請に応じなかった施設もある。
3月2日から臨時休園していたムーミンバレーパーク(埼玉県)は、入場客の体温を計測するなど対策を講じたうえで、予定どおり3月14日からパークの営業を再開した。ただ、3月最終週に首都圏の自治体から週末の外出自粛要請が相次いだため、3月28日から再び休園となった。
体温測定だけでなく、アトラクションの座席間隔を空けるなどの施策の下、23日から営業を再開していたよみうりランドも、再開からわずか5日で再休園に追い込まれた。よみうりランドは550億円を投じる設備投資計画の第1弾として、デジタルアート植物園「HANA・BIYORI」を再開と同日に開業したが、当てが外れた格好となった。
動じないディズニー
右往左往する業界他社を尻目に、2月末から“悠然”と休園を貫いているのが、東京ディズニーランド・シーだ。この背景には、施設を運営するオリエンタルランドが誇る盤石の財務体質がある。
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