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サービス提供モデルに変わる 総合電機3|Interview|東芝 会長兼CEO 車谷暢昭

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くるまたに・のぶあき 1957年生まれ。80年東京大学経済学部卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)入行。2015年副頭取。投資ファンド日本法人会長を経て、18年から現職。(撮影:尾形文繁)
2015年発覚の不正会計や17年の米原発事業の巨額損失で窮地に陥った東芝。再建に乗り込んだ銀行出身の車谷暢昭会長兼CEOはどう再生するのか。

──19年度からの5カ年中期経営計画「東芝Nextプラン」の手応えは?

19年度上期は市場環境が悪い中で521億円の営業利益を出せた。これは予定していた数字を上回っている。東芝は下期型であり、通期見通しの1400億円に向けて順調だ。アナリストからも「予想以上の回復」という非常にポジティブな評価を受けている。負の遺産の米LNG(液化天然ガス)事業も売却完了し、ダウンサイズのリスクはほぼなくなった。これからは成長に向けたフェーズに入る。

──再生成功のカギは何ですか。

将来の目標をはっきりさせて全員で取り組むことだ。東芝はサイバーフィジカルシステム(CPS)のテクノロジー企業として国際的に有数になることを宣言した。5年間で(フィジカルである)ハードウェアのエクセレントカンパニーになったうえで、そこに(サイバーである)デジタルを載せてCPS企業になる。東芝の社員は非常に優秀だ。ターゲットが決まれば、自分で何をやるべきか考えていく。

──日立製作所などライバルとはどう対峙しますか。

日立や独シーメンスとはまだ固定費やマネタイズの仕方で差があるが、東芝も当たり前のことをきちっとできれば、彼らと同じ利益率8〜10%は行く。いろんな人から(半導体メモリー売却後の)柱がないとよく言われるが、まったく理解できない。既存事業だけでも収益は高められる。技術力や製品品質、研究開発力はまったく劣っていない。顧客とのリレーションも強く、過去3年間の厳しい時期にもほとんど失注していない。私も東芝に入ってこんなに問題がないのかと驚いたくらいだ。

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