ニセコから車で3時間。北海道の真ん中に位置する富良野市の北の峰地区には、西武グループが運営するスキー場がある。ふもとのゴンドラ駅の目と鼻の先では今、外国人向けのコンドミニアム「フェニックス富良野」の建設が進む(上写真)。開業は来年の予定だ。
ニセコにはない強み
ニセコを変貌させた開発熱は、今や町外にまで及ぶ。「直近3カ月では、ニセコと富良野の不動産売買件数が拮抗してきた。北の峰地区も、ゆくゆくはニセコのように発展していくだろう」(北海道トラックスの樫田綾氏)。同社はフェニックス富良野の近くに営業所を構える。
富良野はニセコ同様、雪質に優れるだけでなく、ラベンダー畑やワインなど、スキー以外にも観光資源を持つ。アンヌプリ・プロパティーズも、同地に開発用地を取得した。「夏場はニセコの従業員を富良野へ融通できる」(加藤将仁社長)という利点もある。
道外でも「ポストニセコ」の呼び声高い地域がある。長野県白馬村では、「ニセコの高騰を嫌気した投資家が移っている。場所によっては軽井沢よりも高値で取引されている」(東急リゾートの渡邉将一氏)。白馬村内の東急ホテル周辺では、海外投資家向けに別荘やコンドミニアムを開発する動きが見られるという。
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