海外のトップ大学では、資産運用の成果を、研究費の捻出や学費負担の軽減につなげている。では、東京大学の場合はどうか。
2018年度の財務諸表を見ると経常収益(収入)は運営費交付金が762億円と費用の3割程度となっている。受託研究費と共同研究費の総額は、470億円と柱の1つである。ただ利息収入などの財務収益は10億円程度と少ない。このほかに東大基金の運用益があるが、18年度の運用益は2.4億円にとどまっている。
一方、総資産は1兆4245億円。内訳を見ると、約6割の8864億円が、「土地」だ。
東大は、東京都文京区の本郷キャンパスなど都内の一等地に広大な土地を有しているだけでなく、研究所や演習林など全国各地に多く土地を持つ。ただ、こうした資産を有効に活用していないとして会計検査院から過去に改善を求められたことがある。
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