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今回の参院選の結果をどう考えるべきか 政治的混乱を忌避、政治への無関心が広がる

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  • 佐藤 優 作家・元外務省主任分析官

7月21日に投開票が行われた参議院議員選挙の結果は、下表のとおりであった。

参議院は定数245であるが、3年ごとに約半数を改選する。今回の改選数は124であった。

(注)─ は立候補者なし

安倍晋三首相は勝敗ラインを自公で過半数の63と定めていたが、71議席(自民57、公明14)を得た。自民は改選前の66から9議席減らしたが、2013年の参院選は、自民に対して強い追い風が吹いた結果だった。

公明党は比例区で予想よりも1議席多く獲得し、激戦区だった兵庫でも議席を得た。兵庫では菅義偉官房長官が先頭に立って、公明候補を全力で支援したことが奏功した。この結果、自公協力で菅氏が今後果たす役割が一層大きくなる。他方、憲法改正やホルムズ海峡への自衛隊派遣について、公明党代表の山口那津男氏は一貫して慎重な姿勢を選挙中に表明している。

野党に関しては、立憲民主党(立憲)が9議席から17議席になり、野党の中では絶対的優位を獲得することになった。しかし、自公と全野党の対決構図となった32の1人区では、野党候補者の当選は10にとどまった。衆議院の小選挙区で全野党が協力すれば自公候補を倒せる、という見立ては幻想であることが明らかになった。

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