私立中高一貫校では難関校を中心に国数社理英の5教科を「主要教科」と呼ぶことはなく、音楽や美術、家庭科、技術、体育も同様に大事だという姿勢を持つ。それは生徒が大きく成長し、多様な進路を探せるために、バランスよく学ぶことが大事だという考え方からきている。
とくに音楽や美術は、独創性や人間性、共感性を学ぶうえで不可欠な教科で、ユニークな芸術教育を実践していることも少なくない。例えば開成の音楽では、中学でピアノとギターが必修だ。
ちなみに近年、STEM教育に芸術(アート=A)を加え、STEAM教育と呼ばれるようになっている。Aにはさまざまな要素を含むが、共通するのは人間中心主義に基づく点であり、芸術が人工知能では代替できないことに多くの人が気づいてきた。
21校中16校が女子校
では、芸術系大学への進学に強い学校はどこか。芸術系大学への現役合格率ランキングを見ると実に興味深い。トップ21校中、男子校ゼロ、共学校5校で残りは女子校だ。
女子は社会の流れを読み、先端を行く進路を選ぶ傾向があるが(女子校でとくにキャリアガイダンスが盛んなため)、それは芸術系大学への進学という形でも表れているといえるだろう。
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