クラシック音楽に親しむということ。それは400年にもわたる歴史の中で、選び抜かれてきた名曲中の名曲を楽しめるということだ。
それは、名作文学に親しむのとよく似ている。モーツァルトやベートーヴェンの作品を聴くのは、シェイクスピアや夏目漱石の名作を読むのと同じだと考えれば理解しやすい。
多感な子供時代に名作を読むことが推奨されるように、クラシック音楽のすばらしさに触れることの意義もまた大きい。
では、いったいどうしたら子供たちに、そんな機会を与えることができるのだろうか。
答えの1つが、東京交響楽団とサントリーホールの共同企画である「こども定期演奏会」だ。2002年から毎年4回開かれている。
「子供たちが定期的にコンサートホールに行く習慣を身に付け、生活の中にクラシック音楽を取り入れてもらいたい」という願いが込められた、日本で初めての“子供のためのオーケストラ定期演奏会”である。
毎年1つのテーマを設けて、オーケストラ作品を説明しながら4回で完結する。今年は、「音楽レシピ〜音楽は何でできている?」をテーマに4月14日(日)「ハーモニー」、7月7日(日)「メロディー」、9月8日(日)「スタイル」、12月15日(日)「リズム」というスケジュールで、音楽の構成要素を解き明かす。
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