ジェフ・ベゾスは1964年ニューメキシコ州アルバカーキに生まれた。母はジャクリーヌ・ガイス・ヨルゲンセン、義父はキューバ難民のマイク・ベゾスである。
82年、プリンストン大学物理学科に入学するが、途中で電気工学とコンピューター科学に専攻を変更した。卒業後、小さな金融通信会社に入社。88年、投資銀行のバンカーズ・トラストに転職。さらに90年、ウォール街のヘッジファンドに転職した。
94年、当時のインターネットの急激な躍進を見て、ベゾスはインターネット上での書店の起業を考えた。冒険ではあったが、 自分が80歳になったとき、自分の生涯を振り返って後悔の数を最小限にしたかったのだという。
同年夏、ベゾスの妻が車のハンドルを握り、西海岸のシアトルを目指して驀進した。ベゾスは妻の傍らでラップトップコンピューターのキーボードをたたいて新会社の目論見書を作り、携帯電話でベンチャーキャピタルに電話をかけ、資金の調達を図ったという伝説がある。
ベゾスがシアトルを選んだ理由は、マイクロソフトのおかげでハイテク技術者などの人材に恵まれていたこと、配本業者イングラム・マイクロの倉庫がオレゴン州にあったこと、州税の仕組みが有利であったこと、書店最大手のニューヨークのバーンズ&ノーブルの力が及ばなかったからだといわれている。
シアトル到着後、ベゾスはベルビューにガレージ付きの家を借りた。ベゾスにとって、ガレージから起業したという神話は非常に重要であった。
新会社は「地球最大の書店」を標榜し、アマゾンと命名された。アマゾン川は地球上最大の川だからである。アマゾンの営業開始は95年7月16日である。
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