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アリババが大型スーパーに出資した狙い ジンドン最大ライバルの戦略

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アリババグループは京東(ジンドン)集団にとって最大のライバルだ。アリババもジンドンと同様に、ネットと実店舗、物流を組み合わせたビジネスモデルを推し進める。アリババはその戦略を「新小売り(ニューリテール)」と呼ぶ。

アリババが最も注力するのが食品スーパー「盒馬鮮生(フーマーフレッシュ)」の運営。フーマーの創業者はジンドンの物流部門責任者だった候毅(ホウイ)氏である。候氏を中心に店舗開発を進め、アリババは2016年に上海市にフーマー1号店を開業。現在では、上海市や北京市、深圳(シンセン)市など中国各地に107店舗を構える。

上海市にあるフーマーの店舗をいくつか訪ねてみた。ある店舗では、天井に水色の照明器具を張り巡らせた近未来的なデザインが目を引いた。

上海市のフーマー。洗練されたデザインで高級感がある

店舗の構造は、ジンドンのセブンフレッシュに似ている。商品の注文が入ると、店員は商品をピックアップし、専用装置に投入。天井に設置されたレールで移動し、店舗裏の作業所に届けられる。ただ、そこからの配送は、ジンドンのようにすべて自社の社員ではなく、一部提携先の運送業者が担う。店舗から半径3キロメートル以内であれば無料で30分以内に届けてくれるサービス内容も、ジンドンと同様だ。

フーマーの魚売り場にも巨大な水槽が設置されていた。一部の魚にはQRコードが付き、スマートフォンで読み込むと産地や配送ルートなどを確認できる。フーマーも生鮮食品の品質を「見える化」して、消費者の購買意欲を高めている。

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