「支援の名を借りた管理に懸念」
長年、「単純労働者は受け入れない」という建前を維持してきた政府が、必要とする外国人労働者を正面から受け入れるという決断をしたことに対しては一定の評価をしている。
実際はこれまでも、オーバーステイや日系南米人、研修生や技能実習生、近年では留学生という経路を利用して、いわば「バックドア」や「サイドドア」から、外国人労働者を受け入れていた。産業界からの要請もあり、今回、それを「フロントドア」から受け入れると示したことで、ようやくこの問題と向き合おうとしているのだと思う。
ただし、新たな在留資格「特定技能」の創設による受け入れには大きな問題がある。特定技能の受け入れスキームは、過酷な労働や生活実態、悪質ブローカーによる搾取などさまざまな問題点が指摘されている技能実習制度の構造と類似している。技能実習生からの相当程度の移行が見込まれるということで、同制度で生じている問題の拡大につながりかねない。
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