平成は女性活躍が叫ばれた時代だったが、いまだに日本企業の管理職の女性割合は10%台(厚生労働省調べ)と国際社会での遅れが目立つ。そうした中、2018年1月に米ゼネラル・エレクトリック(GE)の日本法人、GEジャパンで初の女性社長に就任したのが浅井英里子氏だ。ソニーや日本マイクロソフトなどを渡り歩いた浅井氏は、キャリア形成をどう意識してきたのか。
──社長就任から1年経ちました。
GEの使命はエジソンの時代から変わらず世界中の課題解決で、今の日本ではエネルギーや医療が一番の課題。その解決に貢献するのがGEジャパンの役割だ。
──もともと経営者になろうと意識していましたか?
新卒で就職したときは正直、キャリアプランというのは意識せず、一生働きたいとも思っていなかった。目の前の仕事で結果を出すと誰かが見ていて、次から次へと機会に恵まれたのだと思う。
──1社目はソニーでした。
世界の役に立つ仕事がしたくて入社し、4年目でドイツに赴任、広報を担当した。出産を機に退職後、外資系の金融システム会社に広報として再就職。日本マイクロソフトでは政策渉外を担った。
そのキャリアに共通したのがコミュニケーションだった。子どもの頃、海外で生活して言葉が通じず、ジェスチャーで生きてきた。だから人とコミュニケーションを取ることにこだわりがあった。広報時代はメディアと、マイクロソフトでは役所と対話し、今の立場でも社員やお客さんなど大勢とコミュニケーションを取っている。
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