「2人に1人はがんになります」。生命保険会社の営業職員にそう言われると不安になり、がん保険に加入する。「一生涯の保障が安心です」と言われて終身保険を契約。「要介護状態になったら大変だ」と介護保険に、「認知症にも備えなければ」と認知症保険に……とさまざまな不安を保険で解決しようとすると、保険料の支払額は年数十万円では利かなくなる。
保険に入りすぎた揚げ句、十分な貯蓄ができないという大きな不安を抱える。それが保険の罠だ。
日本人は今、どんどん長寿化している。現在50歳の男性の4人に1人は97歳まで生きる。思っていた以上に長生きすれば、老後資金が大きく不足するおそれが高まる。
保険会社が販売に力を入れている新商品「長寿保険」は、この不安を解消してくれるだろうか。実は、長寿保険は途中解約した場合の損が大きい。いざというときにおカネが足りず解約すると、虎の子のおカネをいっそう失う憂き目に遭いかねない。
「人生100年時代」といわれる今こそ、さらに保険を増やすのではなく、ムダな保険を見極めるべきだ。それではどれが「いらない保険」なのか。じっくり見ていこう。
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