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ライフ #「孤独」という病

SNSは頼りにならない 若者が抱える孤立リスク 中高年だけじゃない孤独の悩み

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  • 平野 孝典 桃山学院大学社会学部専任講師
(polkadot / PIXTA)

孤独や社会的孤立の問題は中高年や高齢者のものという印象を持つ読者も多いかもしれないが、若者も無縁ではない。さまざまな社会調査によれば、日本では困難な状況に陥った際に家族を頼りにする人が最も多い。ところが結婚しない(できない)若者は増加している。親に頼る方法もあるが、親が高齢になれば、自分が親を支える立場になる。未婚化・非婚化の趨勢は、若者の孤立のリスクを高めている可能性がある。

厚生労働省の「平成28年国民生活基礎調査」によると、悩みごとを誰にも相談できない人の割合は20〜39歳で6.3%、40〜64歳で8.5%、65歳以上で7.4%だ。若年孤立者の割合がほかの年齢層よりも極端に小さいわけではない。

若者の孤独や孤立を解消するツールとして役立つと考えられるのがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)だ。フェイスブックやツイッター、LINE(ライン)などを使えば、直接出会うことのない人々とも親密なつながりを形成することができるかもしれない。

頼れる関係を築くには相応のコストがかかる

だが多くの若者にとってインターネット上のつながりは、決して強固なものではないようだ。

内閣府の「子供・若者の意識に関する調査」(2016年度)によると、「インターネット上における他者やコミュニティ」が「困ったときに助けてくれる」と考えているのは約22%。これに対して、「家族・親族」は約78%、「友人」は約65%とネット上でのつながりを大きく上回っている。

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