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ライフ #認知症とつき合う

「認知症になってもまだまだ働く」 Interview|おれんじドア 代表 丹野智文

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たんの・ともふみ●1974年宮城県生まれ。ネッツトヨタ仙台勤務。物忘れ総合相談窓口「おれんじドア」実行委員会代表を務める(写真:山内信也)

今から5年前、39歳のときに若年性アルツハイマー型認知症と診断された。自動車販売会社でセールスをしていたが、しばらく前から大切な顧客の名前を忘れたり、同僚の顔を思い出せなくなったりしていた。ストレスだろうと思って、近くの病院に行ってみたら、すぐに大病院を紹介された。最終的に大学病院で認知症だと告げられたときは、正直「これで人生終わったな」と思った。

認知症についての知識はまったくなかったが、仕事ができなくなって家族に迷惑がかかるのではないかと、不安しかなかった。よせばいいのにインターネットで検索したら、2年後に寝たきりになり、10年後には亡くなるといった暗くなるような情報ばかりがあふれていた。自分のことはともかく、娘2人はまだ小・中学生で、今からおカネがかかるのに困ったな、というのが率直な悩みだった。

妻には「もうセールスは無理だし、自分は自動車整備士の資格も持っていない。どんな仕事でも受け入れるつもりだ」と告げたうえで、社長と面談した。予想外に社長は、体が動くなら戻ってこいと言ってくれた。事務職として復帰することになったが、うれしさ半分、不安も半分だった。

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